ザ・ボディショップは、自然の果実やハーブを原料にしたスキンケア商品を生産している。
ボディショップは、植物の力に着目すると同時に、世界各地からの原料を「コミュニティトレード」という仕組みによって仕入れることに成功し、企業として環境問題に取り組んでいる。
コミュニティトレードは、1988年にイギリスのボディショップの創業者であるアニータ・ロディックが、アマゾン流域の森林破壊のために、生活が難しくなっている先住民カヤポ族に出会ったことからはじまる。
アニータ・ロディックは彼らをなんとか支援しようと思い、彼らのコミュニティを対等なビジネスパートナーとして、原材料の取引をした。それも正当な価格で。
コミュニティトレードは支援を必要としているコミュニティを短期的に援助するのではなく、持続性ある取引関係を築き、長期的なサポートをするために生まれた。
社会的、経済的に恵まれない生産者から、直接原料やアクセサリーを公正な価格で取引することで、生産者やそこに住む人々の雇用、医療、教育を充実させ、文化や伝統を守りながら生活できるようにしているのだ。
世界の5人に1人、約12億人は、1日1ドル(約110円)未満で生活しなければいけないのが現在の状況だ。そして、毎日3万人もの人々が餓死、疾患、栄養不良が原因でなくなっている。そのなかの4分の3は5歳以下の子供たりだ。また、貧困のため、1億1500万人の子供たちが小学校に通えていない。
そして、教育が情報が不足しているため、農薬や化学肥料を乱用し、環境破壊を招く事態もおきている。
このような状況を変えるためにコミュニティトレードが担う役割は大きいといえる。
ボディショップの商品をひとつ購入するだけで、国際協力へとつながる仕組みは、消費者にとっても嬉しい。
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